知らないと損する!「年金制度の概要」と「資産形成の正しい考え方」を解説

年金制度の概要と正しい資産形成の考え方金融知識
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この記事は年金制度について大まかに知りたい方や、資産形成を有利に進めたい方に向けて書いています。

世の中「知らないだけで損していること」がたくさんあります。

「年金」「税制」「保険」などはまさにみなさんが目を当てたくもない項目でしょう。

逆に「知っていれば得すること」もたくさんある訳です。

この記事では正しい「年金」に対する知識を解りやすく書いています。

「年金が難しそう」と感じている方は一度目を通していただけたらと思います。

ポイントさえ押さえてしまえば、正しい方向性が見え「お金に対する不安」が少なくなります。

この記事でわかること
  • 公的年金制度の概要
    • 老齢年金
    • 遺族年金
    • 障害年金
  • 老後資金の準備方法
  • 保険に対する筋の良い考え方

国民年金と厚生年金の違い

国民年金と厚生年金の構造
公的年金の構造

国民年金は会社員や公務員以外の20~60歳の方に加入義務があり、掛金16,610円/月(※2021年度現在)を自身で納付する必要があります。

受取時は「基礎年金」のみが支給されます。

厚生年金は会社員や公務員が対象で、掛金は給与や賞与の額に18.3%を掛けた金額(※半分は会社負担なので個人負担分は9.15%分)が天引きされます。

受取時は「基礎年金」+「厚生年金」が支給される二階建て制度です。

国民年金厚生年金
納付方法自身で納付
(※年払いも可能で少し割安)
給料や賞与から天引き
掛金16,610円/月
(※2021年度現在)
給与や賞与×18.3%
(※個人負担分は9.15%)
構造基礎年金のみ
(1階建て構造)
基礎年金
厚生年金
(2階建て構造)
受給額最大78万円最大78万円+厚生年金分
国民年金と厚生年金の違い
ダンボくん
ダンボくん

国民年金は年払いも可能で前納すれば少しお得です。

前納の割引制度

国民年金を前納した場合、割引されます。

  • 6か月分の場合→810円割引
  • 1年分の場合→3,540円割引
  • 2年分の場合→14,590円割引

老齢年金の受給額

老齢年金とは老後に貰える年金のことで、受給額の算出方法は「基礎年金」と「厚生年金」で異なります。

基礎年金 算出方法

基礎年金部分の受給額は以下の計算式で求められます。

基礎年金受給額算出方法

20~60歳まで「未納なし」であれば480ヶ月納付している為、満額の78万円が支給されます。

厚生年金 算出方法

厚生年金部分の受給額は以下の計算式で求められます。

厚生年金受給額算出方法

年収が高ければ高いほど、会社員や公務員である時期が長ければ長いほど支給金額は上がります。

「繰上げ受給」と「繰下げ受給」

年金の受給は基本的に65歳からになりますが、受給時期を変更することも可能です。

  • 繰上げ受給

65歳より早く貰いたい場合に活用。

ただし、1ヶ月繰り上げるごとに0.5%減額されます。(※2021年度現在)

最短で60歳から受給可能で、その場合受給額は30%減額 (0.5%×60ヶ月) されます。

※2022年度より繰上げ受給の減額率は1ヶ月につき0.4%となり、5年繰上げした場合24%減額へと改正されます。

  • 繰下げ受給

65歳より受給時期を遅らせても可能な場合に活用。

1ヶ月繰り下げるごとに0.7%増額されます。

70歳まで受給を遅らせることが可能で、その場合受給額は42%増額 (0.7%×60ヶ月) されます。

※2022年度からは75歳まで繰下げが可能で、最大受給額は84%増額 (0.7%×120ヶ月)されます。

受給時期の基準を65歳と考えて

5年繰上げ受給した場合の損益分岐点は80~81歳です。

81歳以上生きた場合⇒繰上げ受給すると損

5年繰下げ受給した場合の損益分岐点は81~82歳です。

82歳以上生きた場合⇒繰下げ受給したほうが得

75歳時
総受給額
80歳時
総受給額
81歳時
総受給額
82歳時
総受給額
88歳時
総受給額
60歳から受給
(24%減)
約889万円約1,186万円約1,245万円約1,304万円約1,660万円
65歳から受給約780万円約1,170万円約1,248万円約1,326万円約1,794万円
70歳から受給
(42%増)
約554万円約1,108万円約1,219万円約1,329万円約1,994万円
75歳から受給
(84%増)
0円約718万円約861万円約1,005万円約1,866万円
国民年金受給総額

※減額率は2022年度以降の0.4%を採用

ダンボくん
ダンボくん

82歳以上生きる想定なら70歳以降に繰下げ受給する方がお得です。

遺族年金 受給要件と受給額

遺族年金とは、泣くなった方に生計を維持されていた方が受け取ることができる年金です。

生計を維持されているとは
  1. 同居している
    • (別居中でも仕送り中ならOK)
    • (健康保険の扶養親族ならOK)
  2. 前年収入850万円未満

「遺族基礎年金」と「遺族厚生年金」で支給要件と受給額の算出方法は異なります。

基礎年金 受給要件と算出方法

こういった場合に受給可能

以下のいずれかが該当する場合受給できます。

  1. 年金に加入中の者が死亡
  2. 年金加入期間を終えた60~65歳の者が死亡
  3. 年金加入期間25年以上ある者が死亡

①②は加入期間のうち2/3以上加入していることが条件。(例)40歳であれば20年間のうち14年間

※納付期間が2/3ない場合でも令和8年3月までで死亡日が65歳未満であれば、死亡日の前々月から直近1年間に年金の未納がなければよい。

遺族基礎年金の受給額は以下の計算式で求められます。

遺族基礎年金の算出方法
子の定義
  1. 18歳になった年度の3/31までの方
  2. 20歳未満で障害等級1級or2級の方

厚生年金 受給要件と算出方法

こういった場合に受給可能

以下のいずれかが該当する場合受給できます。

  1. 年金に加入中の者が死亡
  2. 加入期間中の傷病がもとで初診日から5年以内に死亡した場合
  3. 障害厚生年金受給中の者が死亡
  4. 年金加入期間25年以上ある者が死亡

①②は加入期間のうち2/3以上加入していることが条件。(例)40歳であれば20年間のうち14年間

※納付期間が2/3ない場合でも令和8年3月までで死亡日が65歳未満であれば、死亡日の前々月から直近1年間に年金の未納がなければよい。

遺族厚生年金の受給額は以下の計算式で求められます。

厚生年金加入中で加入期間の2/3以上納付していれば25年以下の場合、25年分で算出されます。

ダンボくん
ダンボくん

若くして亡くなっても安心です。

障害年金 受給要件と受給額

障害年金とは一定水準の障害状態なった場合受給できる年金です。

「障害基礎年金」と「障害厚生年金」で支給要件と受給額の算出方法は異なります。

基礎年金 受給要件と算出方法

こういった場合に受給可能

以下の全てが該当する2級以上の障害認定をされた方が受給できます。

  1. 年金に加入中or年金加入期間対象外(20歳未満や60歳以上)
  2. 年金加入期間の2/3以上納付

(例)40歳であれば20年間のうち14年間加入していればOK

※納付期間が2/3ない場合でも令和8年3月末までで初診日が65歳未満であれば、初診日の前々月から直近1年間に年金の未納がなければよい。

障害基礎年金の受給額は以下の計算式で求められます。

障害基礎年金の算出方法
子の定義
  1. 18歳になった年度の3/31までの方
  2. 20歳未満で障害等級1級or2級の方

障害等級によって受給額は異なり、より重い障害状態の方への配慮がされています。

厚生年金 受給要件と算出方法

こういった場合に受給可能

以下の全てが該当する3級以上の障害認定をされた方が受給できます。

  • 年金加入中に初診日がある
  • 年金加入期間の2/3以上納付

(例)40歳であれば20年間のうち14年間

※納付期間が2/3ない場合でも令和8年3月末までで初診日が65歳未満であれば、初診日の前々月から直近1年間に年金の未納がなければよい。

障害厚生年金の受給額は以下の計算式で求められます。

※配偶者加給=下記のようにその方に生計を維持されている65歳未満の配偶者が対象

生計を維持されているとは
  1. 同居している
    • (別居中でも仕送り中ならOK)
    • (健康保険の扶養親族ならOK)
  2. 前年収入850万円未満

こちらも障害等級によって受給額は異なり、より重い障害状態の方への配慮がされています。

ダンボくん
ダンボくん

障害厚生年金は3級でも受給できます。

障害等級については日本年金機構をご覧ください。

公的年金制度から考えるべきこと

これらの年金制度の概要を大まかにでも把握できたら考えるべきことが3つあります。

  • 繰下げ受給の可否
  • 不足分の老後資金の準備
  • もしもの時の不足金の準備

これらを考えることが「お金の不安を減らす道」となります。

繰下げ受給の可否

前述した通り1ヶ月繰下げ受給するごとに0.7%増額される為、繰り下げれば下げるほど年金額は上がり、その後の生活は楽になるでしょう。

つまり受給を遅らせることができる老後資金の準備ができている方ほどその後の人生が豊かに過ごせます。

厚生労働省のデータによると厚生年金加入者の平均受給額は 14.6万円/月 だそうです。

なんだか生活できなさそう…

仮に5年繰下げ受給ができた場合、 20.7万円/月 となります。

ダンボくん
ダンボくん

なんとか生活できそうですよね。

ただし忘れてはいけないのがインフレの存在です。

日本は現在、「毎年2%」のインフレを目指しています。

毎年2%インフレを起こすと35年後に物価は倍になります。

詳しくはこちらの記事を参考にしてください↓↓

私自身は日本ではインフレ率2%は現実的な数字ではないと思っていますが、それでも年々物価は上昇し、お金の価値は下がっていくでしょう。

つまり、繰下げ受給とは別に自身で老後資金の準備をする必要があります。

不足分の老後資金の準備

不足金の準備方法としては主に以下の3つがあります。

  • 貯金
  • 保険
  • 投資

まず貯金は必ずするべきです。

貯金がなければ保険を掛けることも投資をすることも不可能です。

ただし貯金のみでは前述したようにインフレ負けしてしまう為、貯金はあくまでも最低限の話です。

次に保険で個人年金を準備するという方法についてですが、個人的には反対です。

確かに元本保障で満期になれば少し上乗せされた額が返ってくるというのはリスクを嫌う日本人の好む手法ではあります。

しかし、保険屋さんに預けたお金は貯金している訳ではなく、保険屋さんが投資して運用しているのです。

つまり運用利益の大半を保険屋さんが手数料として貰い、残った僅かな利益を被保険者に返しているに過ぎない訳です。

後述しますが保険屋さんに用があるのは「起こる確率は低いけど、起こってしまったら損失大」といったことに備える掛け捨ての定期保険だけです。

ダンボくん
ダンボくん

定期保険は掛け捨てである為、保険料が割安です。

「保険は保険」「投資は投資」という考え方をすることが無駄なお金を消費する防御策になります。

最も筋のよい準備方法はiDeCoやNISAなどの国が用意してくれた非課税枠を使った投資で運用することです。

非課税枠を使うことで、利益にかかる税金がなく資金効率が上がります。

投資なんてやったことないし怖い…

そんな方でもちゃんとした手順を踏んで15年以上の長期投資であれば元本を失う可能性どころか年利5%くらいは期待できます。

年利5%というと一括で預けた資産は15年後に2倍以上になっている計算になります。

15年間積み立てた場合でも約1.5倍になっていることが期待できます。

詳しくはこちらを参考にしてください↓↓

またiDeCoやNISAなどの非課税口座についてはこちらを参考にしてください↓↓

もしもの時の不足金の準備

自分が死亡した場合は残された遺族に生活費、障害状態になった場合は介護費用が必要になります。恐らく遺族年金や障害年金では賄いきれないでしょう。

そういった時に考えるべきことが保険を活用することです。ただし、「定期(掛け捨て)保険に限る」と付け加えておきます。

例えば私がオススメする保険のFWD生命「収入保障保険」であれば保険料が割安になります。

出典: FWD生命

こちらの保険は65歳を満期としたモデルの保険で「死亡・高度障害」になった時に満期(65歳)まで毎月10万円が支払われます。歳をとればとるほど残りの人生は少なくなる為、そう多くの保険金は必要としません。つまり無駄がなく非常にコスパがよいです。

年齢月額保険料(掛金)
25歳2,069円
30歳2,072円
35歳2,117円
40歳2,209円
45歳2,333円
FWD収入保障保険 年齢別保険料
ダンボくん
ダンボくん

掛け捨てタイプのため継続する必要性が薄く、別の優良商品が登場した場合は簡単に乗り換えれます。

もう一つ私がオススメする保険アクサダイレクト「就業不能保険」もコスパ最強保険です。

こちらは高度障害、つまり「生きたまま働けなくなるリスク」に対応する商品です。

オススメする対象はフリーランスや自営業の方です。

理由は国民年金の基礎年金だけでは保障が薄いからです。

出典:アクサダイレクト

保障がてんこ盛りの保険ではないシンプルな設計で保険料が安いのが特徴です。

出典:アクサダイレクト

そして特徴的なのが「精神疾患」にも対応していることです。

最大18回までと制限はありますが珍しいタイプの保険です。

出典:アクサダイレクト

いずれにしてもこういった優良なコスパのよい保険だけ加入して、残りは投資で運用するといった方法が最も合理的です。

最後に

以上のように知ることで見えてくる景色は変わります。

漫然と「不要な保険に加入したり」「よく考えれば不要だったモノに浪費」していては一生お金の不安は拭えません。

完璧に理解する必要はありませんが上記の「年金」などの金融知識を大まかにでも知っておけば「損する機会」はグッと減るはずです。

そういったことの積み重ねでお金の不安はきっと消えるはずです。

初心者でも簡単に始められる投資方法についてはこちらの記事を参考にしてください↓↓

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