「株式投資」を始める上でどの企業が良いか悪いかの判断は最初は難しく感じます。
「株式」は株価が倍や10倍になったりと高いリターンが期待できる一方でわずか数日の間に平気で40~50%下落したりすることもある非常にハイリスクな資産です。
しかし「全世界株式インデックスファンド」を長期に渡って積み立てれば、将来高確率で資産を増やすことができます。
今回はそんな「全世界株式インデックスファンド」が投資初心者に向いている理由について解説致します。
インデックスファンドとは?
インデックスとは「指数」や「指標」のことを指します。
(例)日経平均225=「東証一部」という市場で売られている日本を代表する会社(225社)の平均株価のことです。
主に有名なインデックスとして下記が挙げられます。
インデックス | 概要 |
---|---|
日経平均225 | 東証一部に上場する代表企業225社の平均株価 |
TOPIX | 東証一部上場企業の時価総額加重平均ポイント |
S&P500 | 米国代表企業約500社の時価総額加重平均ポイント |
NYダウ (ダウ平均) | 米国を代表する企業約30社の平均株価 |
こういった「指数」に連動する投資信託やETFのことを「インデックスファンド」と言います。

つまりインデックスファンドを購入すれば、それだけで幅広い分散投資が可能になるということです。
全世界株式インデックスファンドの特徴
幅広く世界に分散投資できる
全世界株式のインデックスは主に2つあります。
インデックス | 概要 |
---|---|
FTSEグローバル オールキャップインデックス | ・対象国は48カ国 ・約9,000銘柄 全世界の小・中・大型株を対象とし 全世界の時価総額の98%をカバー |
MSCIオールカントリー ワールドインデックス | ・対象国は45カ国 ・約3,000銘柄 全世界の中・大型株を対象とし 全世界の時価総額の85%をカバー |

FTSEは小型株を含む分散性
MSCIは中・大型株に厳選しているのが特徴です。
これらのインデックスに連動する商品(投資信託やETF)を購入すれば全世界の株式に分散投資ができます。
数銘柄だけに投資するより遥かに安全です。
自動的に銘柄や比率を見直してくれる
どちらの指数も定期的に中身を時価総額加重比率で入れ替えてくれます。
「時価総額加重平均」とは時価総額の比率で各銘柄を振り分けることです。

つまり、株価と発行数の高い人気企業が高い比率で組み込まれ、逆に低い小企業は少しだけ組み込まれるといったことになります。そして低い企業が伸びてくれば次の見直し時期に多く組み込まれます。勝ち馬を当てる必要がなく投資初心者の方でも手間がかかりません。
ちなみに【FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス】組入れ銘柄トップ10は以下の通り
順位 | 銘柄 | 国・地域 | 業種/セクター | 組入比率 |
---|---|---|---|---|
1 | アップル | 米国 | 情報技術 | 2.85% |
2 | マイクロソフト | 米国 | 情報技術 | 2.71% |
3 | アマゾン・ドット・コム | 米国 | 一般消費財・サービス | 1.98% |
4 | メタ・プラットフォームズ | 米国 | コミュニケーション・サービス | 1.10% |
5 | グーグル | 米国 | コミュニケーション・サービス | 0.95% |
6 | テスラ | 米国 | 一般消費財・サービス | 0.70% |
7 | エヌビディア | 米国 | 情報技術 | 0.64% |
8 | JPモルガン・チェース | 米国 | 金融 | 0.62% |
9 | ジョンソン&ジョンソン | 米国 | ヘルスケア | 0.58% |
10 | バークシャー・ハサウェイ | 米国 | 金融 | 0.54% |

え?全世界なのに全部アメリカ…

それだけアメリカの時価総額が高いということです。
現在全世界におけるアメリカの占める割合は約6割です。
低コストで運用できる
投資信託に【楽天全世界株式インデックス】通称”楽天VT”というファンドがあります。
こちらは管理費用0.212%(預けた資産にかかる手数料)での運用が可能です。
銀行の窓口で紹介される商品とは比べ物にならない安さです。
ちなみに過去に私も銀行窓口で購入した商品を運用していた時期がありました…
商品 | 購入手数料 | 信託報酬 | 100万円分購入した場合 の初年度の手数料合計 |
---|---|---|---|
銀行ぼったくり ファンド | 3.3% | 1.68% | 49,800円 |
楽天VT | 無料(ノーロード) | 0.212% | 2,120円 |

銀行て凄い手数料取るね…

はい、手数料が高いとそれだけ利益は出ません。
購入時の手数料には十分注意して下さい。
※銀行には近づかないことが賢明です。
投資を始めるならネット証券一択です。人件費が少ない為、無駄な手数料がかかりません。
主な全世界株式インデックスファンド
ファンド名 | 分類 | 連動インデックス | 購入手数料 | 信託報酬 (経費率) |
---|---|---|---|---|
VT | 米国ETF | FTSEグローバル オールキャップインデックス | 楽天証券⇒無料 SBI証券⇒無料 マネックス証券⇒無料 | 0.07% |
楽天VT | 投資信託 | FTSEグローバル オールキャップインデックス | 楽天証券⇒無料 SBI証券⇒無料 マネックス証券⇒無料 | 0.212% |
SBI.V全世界株式 | 投資信託 | FTSEグローバル オールキャップインデックス | SBI証券⇒無料 (※SBI証券でのみ販売) | 0.1438% |
eMAXIS Slim 全世界株式 | 投資信託 | MSCIオールカントリー ワールドインデックス | 楽天証券⇒無料 SBI証券⇒無料 マネックス証券⇒無料 | 0.1144% |
ACWI | 米国ETF | MSCIオールカントリー ワールドインデックス | 楽天証券⇒購入代金の0.495% SBI証券⇒購入代金の0.495% マネックス証券⇒購入代金の0.495% | 0.32% |
投資対象は株式の為、配当金が貰えますがその配当を自動で再投資したい場合は投資信託を選択すれば良いと思います。
中・大型株に投資したい場合は「eMAXIS Slim全世界株式」を
小型~大型株全てに投資したい場合は「楽天VT」か「SBI.V全世界株式」を選択すればよいでしょう。
配当金を受け取りたい場合はETFである「VT」を選択すれば良いと思います。
投資信託とETFの違いについては下記の記事をご参照ください↓↓
また「VT」に関しては2022年2月25日付で経費率が改定され更に低コスト化しました。
「VT」「ACWI」の過去実績
「FTSEグローバルオールキャップインデックス」も「MSCIオールカントリーワールドインデックス」も過去実績にそこまで大きな差はありません。
これらの指数に連動するETFである「VT」や「ACWI」は2008年に誕生しており、2022年3月現在において価格はほぼ倍になっています。平均年利回りで考えると5%近くあります。
ティッカー | 2008年6月⇒2022年3月 価格推移 | 平均年利 |
---|---|---|
VT | 49.5$⇒96.63$ | 4.9% |
ACWI | 49.23$⇒94.9$ | 4.8% |


上記の実績プラス配当も貰える為、今後も堅く見て5%程度の年利は期待できそうです。
購入方法は「ドルコスト平均法」で積立がおすすめ
「ドルコスト平均法」とは毎月一定額で購入し、積み立てていく手法です。
もちろん安い時に買えるのが理想ですが、1番安い時期なんて誰にもわかりません。なので「毎月この日」や、「毎週この曜日」など決めて定期的に「定額」で購入していくことをオススメします。
定期的に「定額」で購入することで、安値の時はたくさんの口数を買うことができ、高値の時は購入口数を少なく抑えることができる。これを『ドルコスト平均法』と言います。


値段が下がっている時に買えると値段が上がれば一番お得だけど、そんな買い方は不可能。
底値がどこかなんて誰にもわからないから
投資初心者に向いている理由
全世界株式インデックスファンドは以下のような特徴を持っています。
つまり投資について詳しくない初心者の方でも、手間をかけずに世界中に分散投資できるという訳です。
全世界株式投資は勝った人がいれば負けた人がいる”競馬や麻雀”ではありません。
世界の株主になって出た利益の分け前を貰う手法の為、世界が成長すればみんなが幸せになります。
また、米国株は15年以上の長期間で投資するなら”マイナス収支にならない”という過去からのデータもある為、米国株が6割を占める全世界インデックスファンドは合理的な投資手法と言えます。

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投資をする上で証券口座の開設は必須です。
私のオススメする証券口座は以下の3つです。
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まだ投資を始めるか検討中であったとしても口座自体は無料で開設できる為、今のうちに開設しておきましょう。
いざ欲しい商品が値下がりしていて買いやすい時が来たとしても、口座が開設できていなければ商品が買えません。
この記事がみなさんの”投資への一歩を踏み出すきっかけ”や”投資への考え方の参考”になれば嬉しく思います。
※本記事は特定の銘柄やファンドを推奨している訳ではありません。あくまでも投資は自己責任で行ってください。