「年金問題」「老後資金」「長生きリスク」
近年よく耳にするワードです。
現在は働いていてお金を稼いでいる立場ですから軽視しがちになりますが、老後は全人類必ず訪れます。
「貰える年金額は少ないのに働けない」そして「長生きしてしまう」
こうなると退職後の生活はとても苦しいものになることが予想されます。
こうならない為にも自分自身である程度の老後資金は準備する必要があります。
この記事では誰でもできる「老後資金問題を解決する方法」を5ステップに分けて解りやすく紹介しています。
老後の不安を減らす為にも是非今のうちから資産形成を進めましょう。
老後の生活費を想定する
老後に一体いくらあれば生活できるのかを考えましょう。
現状の把握
まずは自分の現状の生活費を知ることです。
例えば、管理人はこんな状態です。
老後の想定
現状に対して老後の生活費はいくら必要かを考えます。
現状に対して支出が増える項目と減る項目を整理しましょう。
例えば、管理人はこんな想定です。
年金受給額を想定する
老後に受け取る公的年金の受給額を想定しましょう。
現時点での受取額を把握
現時点での年金受給額を知るのに一番速い方法はズバリ
毎年4月にみなさんの元に届いているはずです。
手元にないようであれば自分で計算しましょう。
フリーランスの方であれば
サラリーマンの方であれば
例えば、管理人はこんな感じです。
老後に受け取れる金額を想定
現在時点での年金受給額がわかったところで、今度は老後に受け取れる金額を想定しましょう。
年金は払い続けている限り受給額は上がります。現時点からの上積みを数パターン想定してみましょう。
例えば、管理人はこのような想定です。
厚生年金部分は、会社に勤めた年数と平均収入から算出される為、 年金受給額は以下のように変動します。
つまり、管理人の場合は、基礎年金+厚生年金の最低受給額は103万円となります。
年金制度については下記の記事を参考にしてください↓↓
老後生活に対する不足金額を算出
老後の生活費と年金受給額が想定できたら、次は不足金を想定しましょう。
※想定受給年数は受け取り時期から寿命までの時期
不足金は2,199万円となり、これを投資で運用する必要があります。
必要時期まで何年あるか
あなたが想像する老後(資金必要時期)まであと何年ありますか?
老後まで時間があればあるほど有利です。
必要時期の想定
人によって想定は変わりますが多くの方は60~65歳ではないでしょうか。
こんな方であれば60歳から資金が必要になります。
逆に
こんな方であれば必要時期は65歳、なんなら70歳からいけるレベルかもしれません。
運用年数を算出
必要時期がわかれば運用年数が算出できます。
例えば、管理人はこんな感じです。
つまり、私の場合26年の運用期間があるということになります。
利回りを確認し投資を始める
必要(不足)金額とかけられる運用期間が解れば、あとは必要利回りを確認して投資をスタートしましょう。
必要利回り確認方法「金融電卓」
必要利回りの確認方法ですが、「モーニングスター」というサイトを活用しましょう↓↓
上記の例で算出された5.3%という利回りについて考えてみましょう。
例えば、私がオススメするファンド
であれば十分可能な数値です。
全世界株式に投資するVTというファンドや全米株式に投資するVTIというファンドは過去10年で見れば年平均利回りは5.3%を楽に超えています。
ファンドの詳細記事はこちら↓↓
つまり、多少低く見積もっても5%は現実的な数値になると言えます。
年利5%で運用すれば資産額は14年で倍になります。
これは「複利」が効くからです。
詳しくはこちらの記事をご参照ください↓↓
もちろん投資である以上、元本保障ではありませんので投資は自己責任の範囲内でお願いします。
まとめ
今や年金問題は、一部の富裕層を除いた全国民に共通する問題です。
しかし、細分化して手順を踏んでいけばそこまで難しい問題ではありません。
現在の年齢が若ければ若いほど無理なく運用できる為、若年層の方には是非目を向けてもらいたい問題です。
またこういった投資をするにあたって投資の利益が非課税になる「NISA」「つみたてNISA」「iDeCo」といった口座がある為、これらから優先的に使っていきましょう。
つみたてNISAを活用してお得に投資を始める方法については下記の記事で紹介しています↓↓
良い人生を送る為にお金の問題は切っても切れませんので目を背けずに考えていきましょう。
この記事がみなさんの資産形成の役に立ってくれれば幸いです。
※本記事は特定の銘柄やファンドを推奨している訳ではありません。あくまでも投資は自己責任で行ってください。