超高配株ファンド「SPYD」の魅力と買い時を徹底解説

高配当株ETF【SPYD】について解説米国ETF
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SPYDは低コストで運用できる人気の米国ETFで、S&P500企業の中の高配当を出してくれる銘柄で構成された優良ファンドです。

株価の値上がりより「日々のキャッシュフローを増やしたい」と考える方におすすめしたいファンドが「SPYD」です。

高配当米国ETFとしては「VYM」「HDV」なども有名ですが、より高配当を狙うなら「SPYD」が投資の有力候補に挙がります。

今回はそんな「SPYD」の魅力や買い時、注意点などを徹底解説致します。

SPYDの概要

正式名SPDRポートフォリオ
S&P500 高配当株ETF
運用会社ステートストリート
設定日2015年10月22日
ベンチマークS&P500高配当指数
運用総額約7,000億円
経費率0.07%
分配月3.6.9.12月(年4回)
直近年間配当1.549$(2021年)
配当利回りレンジ3.5~6.0%
現在配当利回り3.6%程度
設定日来
平均増配率
0.6%
直近5年
トータルリターン
9.78%
2022年4月時点

※ETFについてはこちらを参考にしてください↓↓

また「SPYD」に低コストで投資できるおすすめ証券口座は下記の記事で紹介しています↓↓

ステートストリートが運用する低コストファンド

ステートストリートは運用資産残高が400兆円以上の巨大資産運用会社。

資産が巨額であれば商品の手数料等の経費率を抑えても儲けが十分に出る為、【SPYD】の経費率は0.07%と低コスト。

ダンボくん
ダンボくん

100万円預けても年間700円しかかかりません。

従って人気もあり運用総額は7,000億円を超えます。

S&P500の高配当銘柄80社で構成

SPYDは「S&P500高配当指数」という指数に連動しています。

S&P500高配当指数の概要
  • S&P500の構成銘柄が対象
  • 配当利回り上位80銘柄で構成
  • 80銘柄に均等分散
  • 1年に2回構成銘柄が見直される

「SPYD」はS&P500構成銘柄の中から配当利回りの高い順に80銘柄を選定しています。

銘柄の構成比率は時価総額加重ではなく、均等分散(1.25%ずつの割合で構成)しているのが特徴です。

構成セクター比率は「金融」「公益事業」「不動産」「エネルギー」で60%以上を占めています。

出典:ステートストリート

代表的な構成銘柄は以下の通り

名称業種/セクター割合
ベーカー・ヒューズエネルギー1.59%
ニューモント素材1.55%
センプラ・エナジーエネルギー1.53%
シェブロンエネルギー1.53%
バレロ・エナジーエネルギー1.52%
アイアンマウンテン情報技術1.50%
アッヴィヘルスケア1.46%
ONEOKエネルギー1.44%
ベンタス不動産1.44%
マラソン・ペトロリアムエネルギー1.42%
2022年4月時点

詳細はこちらを参照ください↓↓

SPYD: SPDR®ポートフォリオS&P500®高配当株式ETF
S&P500®高配当指数の値動きに、経費控除前ベースで、概ね連動する投資成果を追求します。コアとなる資産クラスに対して幅広い分散投資を可能にするポートフォリオ構築ツールであり、低コスト・コアSPDR®ポートフォリオETFシリーズの一つです。高水準の配当収入および元本成長の機会を追求する低コストETFです。指数は、S&P...

SPYDの魅力

  • 高配当ETFの中でも高い配当利回り
  • 業種的に好景気に高リターンを得られる
  • S&P500の銘柄が投資対象で安定
  • 2022年4月より楽天証券とSBI証券で買付手数料が無料化

高配当ETFの中でも高い配当利回り

「SPYD」の配当利回りは2022年現在で3.6%程度ですが普段は4%を超えることが多くファンドとしてはかなり高めの配当利回りです。

よく比較される「VYM」や「HDV」と比べても高いことから「高配当好きな方」からは人気を集めています。

ダンボくん
ダンボくん

「高配当を得る」という分かりやすいコンセプトも魅力の1つです。

業種的に好景気に高リターンを得られる

構成を見ると「金融」「不動産」「エネルギー」など景気の影響を受けやすいセクターが大半を占めることから、景気の波に乗れれば高いリターンを得ることができます。

特に米国は配当に対する意識が高く、上記に挙げたセクターは利益が出た場合、自己投資するより株主に配当として還元することが多いです。

景気敏感セクター

景気によって業績が変化しやすい業種のこと。

景気が良ければ、人は購入意欲が高まり消費が進みます。

「不動産」を購入する人もいれば、銀行で「ローン」を組む方も多くなります。旅行など出かけることが多くなれば当然ガソリンなどのエネルギーの消費も多くなることから、これらのセクターは良くも悪くも景気に左右されます。

S&P500の銘柄が投資対象で安定

構成銘柄は80銘柄全てS&P500銘柄で構成されています。

S&P500に構成されるには

  • 時価総額131億ドル以上
  • 四半期連続で黒字利益を維持

など厳しい条件をクリアしなければなりません。

配当の割に株価が低いとはいえ、業績が悪く潰れそうな「見せかけの罠高配当銘柄」に投資している訳ではないということです。

現に「SPYD」の組入れ銘柄には連続増配株も多く含まれています。

主な主力銘柄連続増配年数
エクソンモービル38年
シェブロン34年
コメリカ10年
バレロ・エナジー9年
マラソン・ぺトロリアム9年
キーコープ8年
主力銘柄増配年数(※2022年1月時点)

2022年4月より楽天証券とSBI証券で買付手数料が無料化

2022年4月より楽天証券とSBI証券でSPYDの買付時にかかる手数料が無料化しました。

通常「米国株」や「米国ETF」を購入する際に購入代金の0.495%(※10万円分購入すれば495円かかる)の買付手数料がかかる為、無料化したことで更に低コストでSPYDを購入できるようになりました。

また、SPYDの他にも買付手数料が無料化したETFは多数あります。詳細は下記の記事で紹介しています↓↓

SPYDの注意点

ここまで「SPYD」の魅力について解説しましたが注意点があります。

  • 高配当銘柄の構成で成長性が弱い
  • 増配率はVYMやHDVにかなり劣る
  • 暴落局面では市場平均以上に下落
  • 為替リスクがある

高配当銘柄の構成で成長性が弱い

「SPYD」の1番の注意点はココです。

ファンド誕生から6年間で価格は約1.3倍に成長しました。

しかし全米企業のほぼ全てに投資するファンド「VTI」の価格や全米市場の時価総額75%をカバーする「S&P500」のポイントは同期間で2倍以上に成長していることから、「SPYD」は米国市場平均には成長面で大きく劣ります。

出典:Yahoo!ファイナンス
2015~2022年
基準価格推移
直近6年間の
平均年利
SPYD30&→42$約 1.4倍5%
HDV70$→102$ 約 1.45倍5.6%
VTI103$→222$ 約 2.15倍11.6%
S&P5001,950p→4,430p 約 2.27倍12.5%
基準価格推移
何故成長力が弱いのか

「SPYD」は年に2回銘柄の入れ換えやリバランスされます。配当利回り順に80銘柄が選定されますが、ココが「ミソ」です。

今まで組入れられていた銘柄の株価が上がれば配当利回りが下がります。配当利回りが下がれば組入れ銘柄から除外されます。

つまり、成長銘柄の恩恵を受けにくい形になっているということです。

株価が上がり、配当利回りが下がると除外される。

「VTI」「S&P500」についてはこちらの記事を参考にしてください↓↓

増配率はVYMやHDVにかなり劣る

連続増配銘柄を多く含んでいる「HDV」や「VYM」に比べると増配率ではかなり見劣りします。

また景気後退局面では普通に減配します。

この辺りは景気敏感セクターの特徴が色濃く出てしまいます。

ダンボくん
ダンボくん

ほとんど増配が見込めない水準です。

SPYD大減配事件について

2021年12月の配当が前年比-78%の大減配を記録しました。

この事件の真相としては、今まで高配当銘柄としてSPYDに組入れられてきた銘柄の株価がさがり過ぎてS&P500企業から除外されました。従ってS&P500企業から組入れ銘柄を選定するSPYDからも除外されてしまうことになりました。

あくまでもS&P500の高配当銘柄に投資するということを覚えておいたほうが良いでしょう。

暴落局面では市場平均以上に下落

SPYDは組入れセクター上、景気に左右されます。従って景気後退局面では市場平均以上に暴落します。

下記はコロナショック時のVTIとの比較チャートになります。

市場平均であるVTIは32%の下落に対し、景気敏感なSPYDは43%の下落となりました。その後の回復スピードも市場平均に大きく劣後します。

出典:Yahoo!ファイナンス
ダンボくん
ダンボくん

好調な相場で多く仕込むと暴落時に大きな含み損を抱える可能性のあるファンドです。

為替リスクがある

「SPYD」はドル建て商品の為、為替リスクが存在します。

為替リスクとは?

通貨の価値が変わるリスクのことで、ドル建て商品の場合

円高】1ドル110円が90円へ⇒資産価値下落

円安】1ドル90円が110円へ⇒資産価値上昇

といったこともある為、価格が変動しなくても円高に振れた場合損します。

  • 1ドル110円の時に100万円分(9,090.9$)購入
  • 1ドル90円の時に全て売却

9,090.9$×90円=81万8,181円と約18万円の損益に…

こんなことが起こる為、こういったリスクがあることは頭に入れておきましょう。

どんなケースで必要になるか

以下のようなケースで「SPYD」は役に立ってくれるでしょう。

  • 購入時から3%後半以上の配当を得たい
  • 売却を前提に考えていない
  • 景気敏感セクターに分散投資したい

「SPYD」は「HDV」以上の高配当利回りファンドです。

購入初年度から3%後半、上手く購入できれば5%以上の配当を期待できます。

しかし一方で、成長銘柄は除外されていくことからキャピタルゲイン(売却益)を得る手法には不向きです。

売ってしまうと配当が得られなくなる為、売却しないことが前提になってきます。

成長性の高いファンドではない為、純粋に受取配当額を増やしたい方向けです。

またSPYDは「不動産」「金融」「エネルギー」などのセクターが主力で、これらの「景気敏感セクターに分散投資したい」といった方向けの商品でもあります。

「ヘルスケア」「エネルギー」「生活必需品」で50%以上を占めている「HDV」との相性も良く、これらを組み合わせて購入されている方も多いです。

SPYDの最適な購入タイミングは暴落時

上述しました通り、SPYDは大きな株価成長や増配が期待しにくいファンドです。

また景気後退局面では市場平均以上に下落する為、相場が好調な時に仕込むのは悪手になる可能性が高いと言えます。

過去平均の配当利回りを確認すると4%中盤あたりで推移していた為、

  • 少なくとも4%台後半以上の水準
  • 欲を言えば暴落時の配当利回りの6%以上

の時に仕込むほうが暴落局面でも大きな含み損を抱えずに済み、冷静でいられるでしょう。

ダンボくん
ダンボくん

成長力に乏しいファンドだけに購入タイミングが成否を分けます。

まとめ

SPYDの魅力
  • 高配当株ETFの中でも高水準の配当利回り
  • 組入れ銘柄は全てS&P500採用銘柄
  • 好景気時に高いリターンを得られる
  • 経費率0.08%と低コスト
SPYDの注意点
  • 市場平均には成長力で劣後
  • 増配率もかなり低い水準
  • 購入タイミングの選定が必要

安定したキャッシュフローがあれば配当金で「毎月の携帯代が払える」「光熱費が払える」「家賃が払える」など着実にステップアップできます。

こいったことに魅力を感じる方には「SPYD」は投資対象になり得ます。

個人的にも資産全体の配当利回りを高める為に購入おり、暴落時に買い増ししたいとも考えております。

私の投資している商品や配当についてはこちらで紹介しています。

高配当株投資を検討している方は下記の記事を参考にしてください↓↓

この記事がみなさんの”投資への一歩を踏み出すきっかけ”や”投資への考え方の参考”になれば嬉しく思います。

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