
株やETFの買い方がわからない…
「成行」とか「指値」て何?
初めて株やETFを購入する際に、知らない用語がでてきてわからない方はたくさんおられます。
本記事では投資初心者の方でもわかるように専門用語の意味について解説しながら株の購入方法を案内いたします。
購入数量(株数)を決める

株式の取引は「単元株」での取引きになります。
単元株とは、銘柄(企業)ごとに定めている取引数単位のことです。日本株は100株を1単元としている企業が多いですが、米国株は1株を1単元としている企業がほとんどです。従って日本株の取引きは高額になることが多いです。
「単元未満株」での取引きができない証券口座であれば、100株単位での取引きが基本線になります。
取引価格を決める

株やETFなどの上場商品は市場が開いてる時間帯は値段がリアルタイムで変動します。
あらかじめこの値段を指定する「指値」という取引方法と、値段を指定しない「成行」という取引方法があります。
購入方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
指値 | 指定した値段以下で購入できる | 指定した値段にならなければ購入できない |
成行 | 必ず購入できる | 想定外の値段での取引になることもある |
「指値」は値段を指定した取引
指値は「指定した値段まで下がれば買う」という購入方法です。
従って指定した値段以下で必ず取引ができる為、予算を超えることはありません。
しかし、指定した値段まで下がらなければ買えないデメリットもあります。
※売りに出す場合であれば指定した値段以上になった場合に取引が執行されます。
「成行」は値段指定しない取引
成行は「値段に関わらず買う」という購入方法です。
必ず購入できる為、指値と違い買い損ねる心配はありません。
しかし、思った以上の高値で取引されることもあるデメリットがあります。
期限を指定する

成行で購入する場合は、一部の例外を除けば当日中に取引が完了します。
しかし指値で購入指示を出している場合、「いつまでに取引できなければ失効するか」という期限を指定しなければなりません。※指定した日付を超えるとたとえ指値で指定した値段になろうと購入できません。
主な証券口座では
というように項目分けされていることが多いです。
※最長指定期間は証券口座によって異なります。
私のオススメする証券口座では以下のように少し異なります。
証券口座 | 取扱い株 | 指定可能期間 |
---|---|---|
SBI証券 | 国内株 | 15営業日先まで |
米国株 | 現地の90営業日先まで | |
楽天証券 | 国内株 | 30営業日先まで |
米国株 | 現地の90営業日先まで | |
マネックス証券 | 国内株 | 日付指定はできない 「今月中」という期間が最長 |
米国株 | 最長90日先まで |

楽天証券の国内株では30営業日先まで可能な為、条件を設定してしまえばしばらく放置できます。
口座を指定する

購入した株を保有する口座を指定します。
証券口座が年間取引報告書という確定申告が簡単になる書類を作ってくれる口座です。
特定口座には
の2種類あります。
「源泉徴収あり」=証券口座が納税まで行ってくれるため、確定申告する必要がない。
「源泉徴収なし」=証券口座が発行する年間取引報告書をもとに確定申告する必要がある。ただし年間20万円までの利益なら非課税になり、確定申告も行う必要がない点がメリット。

年間の利益を20万円以下にするなら「源泉徴収なし」を選択すると税金がかかりません。
※「源泉徴収あり」の口座を使用していたとしても確定申告はできますので、配当控除や外国税額控除を受けたい場合は申告が必要です。
1年間の損益計算は自分で実施し、自分で確定申告をする必要があります。
年間20万円までの利益なら非課税になり、確定申告を行う必要はない。

ぶっちゃけ「一般口座」を使うメリットはありません。非課税にしたいのなら「特定口座(源泉徴収なし)」を選択すればいいと思います。
年間120万円の元本までなら税金がかからない口座で、確定申告も不要です。
「つみたてNISA」を開設している場合、「NISA」は開設できません。

円貨決済か外貨決済を選択(※外貨建て商品の場合)

国内株や国内ETFを購入する際は当然「円」での取引になりますが、米国株のような外貨建て商品であれば「外貨」で支払う必要があります。
その外貨を自分で両替するか証券口座で準備してもらうかを指定する必要があります。
証券口座が外貨への両替を行って取引してくれます。

米ドルへの両替手数料は大体1ドルあたり25銭かかる証券口座が多いです。
外貨で取引すること。外貨を持っていない場合、自分自身で外貨への両替をする必要があります。

楽天証券では定期的に米ドルへの両替手数料「無料」や「1ドルあたり4銭」のキャンペーンを行ってくれています。
ただし円貨決済で行うと普通に25銭かかりますのであらかじめ自分で用意する必要があります。

SBI証券では連携口座である住信SBIネット銀行の外貨預金や外貨積立を利用すれば米ドルへの両替手数料が「1ドルあたり4銭や2銭」で取引できます。

マネックス証券では現在米ドルへの両替手数料が「無料」のキャンペーンを行っています。※四半期に一度見直されます。
\無料口座開設はこちら/
SBI証券 口座開設(無料)楽天証券マネックス証券約定すれば取引完了
上記の条件を設定して取引パスワードなどを入力して執行すれば、あとは購入できるまで放置で大丈夫です。
取引が成立した場合、画面に「約定」と表示されます。これで購入完了です。
※約定していない間であれば上記で設定した条件の変更は可能です。